1937年ジョージ6世5ポンド金貨がおすすめな理由とは?過去の落札価格や特徴もご紹介

2021/1/11|著者: アンティークコインタイムズ編集部

希少価値と人気の高さを兼ね備えた代表的なソブリン金貨「1937年ジョージ6世5ポンド金貨」。ぜひ、手に入れたい1枚です。

容姿端麗なジョージ6世の肖像が刻まれたこのコインは、芸術的観点からもまさに逸品と呼べるもの。

今回は1937年ジョージ6世5ポンド金貨がおすすめな理由やその特徴、過去の落札価格など、詳しく解説します。

 

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ジョージ6世の金貨は買っておくべき1枚かどうか

投資価値が高いアンティークコインは、どのコインなのか、コイン選びには頭を悩ませてしまうものです。手堅い選択肢の1つが英国のソブリン金貨で、英国ロイヤルミントのブランド性や人気度、投資商品としての安定性から英国ソブリン金貨の購入を考える方は多いようです。

 

ひとことでソブリン金貨といっても、数百年前から多種多様な歴代君主のコインが発行されているため、どの金貨を選べば良いのか、非常に難しい選択となります。そこで、おすすめなのがジョージ6世のソブリン金貨です。

 

投資としてソブリン金貨を選ぶポイント

 

先に、投資としてソブリン金貨を選ぶときのポイントについて確認しておきましょう。ソブリン金貨で将来的な価格高騰を期待するのであれば、重要視しておきたいポイントが3つあります。

 

1つ目は、テーマ性(デザイン)や人気度。投資としてアンティークコインを購入するのであれば、「売却すること」を念頭においておく必要があります。当然ですが、誰も欲しがらないようなコインは値上がりどころか、買い手すらつかないことがしばしばあります。そのため、テーマ性や人気度は重要なポイントです。

 

2つめのポイントは希少価値。残存枚数が少ないコインほど、希少価値は高くなります。絵柄的に人気があるコインだとしても、残存枚数がおおく、誰でも簡単に手に入れることができる場合は、価格の上昇は期待しづらいといえます。

 

3つめのポイントは、アンティークコインのグレードです。傷や汚れ、サビなど劣化がひどいコインは、比較的安価で購入できますが、当然、売却時も相応の値段でしか売れません。PCGSやNGCなどの鑑定機関の鑑定付きコインで、グレードが高いものほど値上がりが期待できる傾向にあります。

 

1937年ジョージ6世5ポンド金貨がおすすめな理由

▲ジョージ6世の5ポンド金貨

なぜ、1937年年ジョージ6世5ポンド金貨がおすすめなのかというと、まさに価格高騰が期待できる(*1)3つのポイントをクリアしているソブリン金貨だからです。

*1)コインの値上がりは保証できませんので、よく調べた上で、自己責任で投資を行ってください。

 

ジョージ6世は、現在の英国君主エリザベス2世の父にあたる人物で、まだ記憶に新しく映画でも紹介されています。歴代君主の中では知名度が高く人気がある君主です。

ジョージ6世コインはもともと在位期間が16年間と比較的に短かったこともあり、人気があるうえ入手が困難なのが特徴です。とくにプルーフ金貨は1937年のみで発行枚数自体が非常に少ないため、希少価値が高く値上がりしやすい傾向にあります。

そして、ジョージ6世のコインは発行されてから、まだ100年未満しか経っていないため、比較的綺麗な状態のものが市場に出回る可能性があります。グレードの高い状態で入手できると、売却時の値段にも期待できる可能性が高くなります。

 

もちろん投資的価値だけでなく、芸術的価値も高いのがジョージ6世の5ポンド金貨。容姿端麗で美しいジョージ6世の肖像画が刻まれたソブリン金貨は、鑑賞用としても非常に価値の高い金貨です。

 

ジョージ6世の人物像と歴史

▲ジョージ6世とエリザベス女王の戴冠式

ジョージ6世はヴィクトリア女王の曾孫、ジョージ5世の次男です。本来の王位継承者だった長男エドワード8世が結婚問題で王位を辞退したため、かわって次男のジョージ6世が1936年に即位しました。在位期間は16年と短く、1952年に病気で死去。その後エリザベス2世が王位を継ぎます。

そもそもジョージ6世とは、どのような君主だったのでしょうか。

 

美貌とリーダーシップ

ジョージ6世は、類まれなる美貌に恵まれた君主で、世界中の観衆を魅了した、若かりし頃のエリザベス2世の美貌は父ジョージ5世から受け継いだものです。ジョージ6世はその美しい肖像画にてコインや切手のコレクター達を魅了し続けている人物。ジョージ6世の美しい容姿が英国君主のモダンなイメージを生み出しました

また、ジョージ6世は権力ではなく信頼と友好を重んじた君主でもあります。父ジョージ5世の厳しいスパルタ教育によって、恐怖のあまり吃音症になり内気で繊細な青年時代を送ったジョージ6世は、権力が生み出す残忍性を肌で理解していました。

時はちょうど領土を最大限に拡大していた大英帝国から連邦国へと移行していた時代。ジョージ6世は力による支配ではなく、信頼関係に基づいた友好的な関係を各領土国にて築き上げ、新しい時代のリーダーシップを発揮しました。

 

勇敢な海軍士

そして、ジョージ6世は戦争で混沌とする当時の英国の勇敢な海軍士のシンボルでもありました。ジョージ6世は13歳の時にRoyal Army Academyに入学し、1916年の第一次世界大戦時にはイギリス艦隊の海軍士として活躍しています。

在位期間中の最大の難題となる第2次世界大戦においても、ジョージ6世は海軍士のキャリアを活かし君主として国民に勇気を与えるメッセージを送り続けました。

ジョージ6世は、世界を壊滅の危機から救った英雄の1人、当時の首相ウィンストン・チャーチルを強く支援した人物でもあります。2人は強固に結束して終戦に向けて重要な役割を果たしています。歴史的な観点からも世界平和に貢献したジョージ6世のコインには人気が集まりやすいのです。

 

1937年ジョージ6世5ポンド金貨の特徴や魅力、過去の落札価格

1937年ジョージ6世5ポンド金貨について、その特徴や魅力、過去の落札価格等をご紹介します。

 

1937年ジョージ6世5ポンド金貨の特徴

1937年はジョージ6世が戴冠式を迎えた年で、最初のコインが発行されました。ジョージ6世の時代は戦争が勃発した時代で世界的な不況にあり、ソブリン金貨の製造もかなり制限されていました。

ジョージ6世の5ポンドソブリン金貨は1937年のプルーフのみで、発行枚数はわずか5,500枚程度となります。

・金の純度:22K
・重量:39.94g

表面は白馬に乗った騎士のごとく繊細で凛々しい表情をしたジョージ6世の肖像。デザイナーは20世紀のコインデザインを代表するハンフェリー・パジェットです。シンプルでスタイリッシュなパジェットのコインからモダンコインのデザインが始まったといわれています。

1936年に本来は戴冠を予定していたエドワード8世の金貨もパジェット作で製造されています。予定外のエドワード8世の辞退によって、そのほとんどがスクラップせねばならなくなったとのこと。緊急でジョージ6世金貨のデザインに着手したパジェットですが、品質の高さゆえジョージ6世コインはパジェット以外では許可されませんでした。

裏面は歴代ソブリン金貨で有名なベネディット・ピストリッチのST.ジョージとドラゴンです。

 

1937年ジョージ6世5ポンド金貨の魅力

ジョージ6世ソブリン金貨の最大の魅力は、トータルのソブリン金貨自体が非常に少ないことにあります。16年間の間でソブリン金貨が製造されたのは、1937年、1949年、1951年、1952年の4年間のみです。さらに各年の発行枚数も13万枚から多い年で43万枚程度にとどまっています。

ジョージ6世の金貨の多くは、投資価値が高い傾向にあります。とくにプルーフ金貨は1937年のみの発行となるので、希少価値が高く、価格はすでに高騰しています。

そして、もう1つの1937年ジョージ6世金貨の魅力は、プルーフ仕上げが輝きを与える「ジョージ6世の肖像」にあります。先述したように、ジョージ6世は美しい容姿に恵まれた君主でした。最高の造形美を誇るソブリン金貨といっても過言ではないでしょう。

 

1937年ジョージ6世5ポンド金貨の落札価格

魅力に満ちたジョージ6世コイン。実際にどれくらいの価格で売買されているのか、1937年ジョージ6世5ポンド金貨の過去の落札価格をみていきましょう。

海外のコインオークションのデータを参考(*2)にすると、2008年にはNGCの鑑定付きでグレード63、64で20万円~30万円あたりの値がついています。グレードが65を超えると価格帯は一気に高くなり45万円以上で落札となっています。

2012年はグレード67は90万円、2015年ではグレード67で160万円、2017年には400万円と価格は年々値上がりしています。

そして直近、2020年7月のオークションではグレード66のコインが560万円で落札されています。ちなみにオンラインのコイン専門店では1,000万円以上の価格がついているケースも少なくありません。グレードにもよりますが、約10年間で価格は10倍以上に値上がりしていることになります。

*2) ジョージ6世5ポンド金貨の過去の落札価格の参照元

Heritage Auction 1Heritage Auction 2NGCNumis BidsSV CollectorソブリンパートナーズLondon coinsac search

 

まとめ

1937年ジョージ6世5ポンド金貨は、今回解説してきたように希少価値が高いためすでに価格がある程度高騰していますが、まだまだ今後も値上がりすることが期待できます。人気のコインなので買い手がつきやすいのも特徴です。

ジョージ6世の美しい肖像が刻まれたソブリン金貨は、美術・芸術的視点からも非常に優れた逸品です。単に鑑賞するだけでも意義は深く、投資する価値が高い1枚だといえるでしょう。

 

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タグ: イギリスコイン

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