アンティークコイン投資とは?現代ポートフォリオ理論で徹底解説!

2020/7/7|著者: アンティークコインタイムズ編集部

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現在、投資をしている、もしくは検討している人であれば「分散投資」という言葉を一度は聞いたことがあるでしょう。しかし、分散投資の「本質」をきちんと理解できている人は意外にも少ないのではないでしょうか。

また、近年一部の富裕層を中心にアンティークコイン投資に注目が集まっています。なぜなら、アンティークコイン投資は「現代ポートフォリオ理論」という分散投資の本質を表した理論に基づく優れた投資先であるからです。

この記事では、まずはじめに「分散投資とは」「現代ポートフォリオ理論とは」という基礎的な内容を簡単に解説します。

その上で、なぜアンティークコインが優れた投資先と言えるのかについて、初心者の方にもわかるように解説していきます。

ぜひこの記事を参考にして、分散投資の本質とアンティークコイン投資に関する理解を深めてみてはいかがでしょうか。

 

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そもそも「分散投資」とは何か

分散投資とは、手元にある投資金をいくつかの投資先(株や債権、金やアンティークコインなど)に投資する手法のことです。

投資を行う際に、もしあなたが何か1つのもの(以下「A」とする)に集中的に投資したとします。何かの拍子にAの価値が大暴落した場合、自分が持っていたはずの資産の価値が大幅に下落し、資産の大半を失ってしまうことに。

このようなリスクをなるべく抑えて安定的に投資を行うために、自分がもつ資金を複数のものに分けて投資する手法、これが「分散投資」です。短期的な投資よりも、中長期的な投資に向いている手法と言えるでしょう。

 

卵を1つのかごに盛るな

「卵を1つのカゴに盛るな」という言葉を聞いたことはありますでしょうか。

この言葉はイギリスで生まれた格言で、リスクを分散する重要性を表しています。

例えば、投資先を1つの卵として考えます。もしあなたが1つのカゴに全ての卵を盛っていた場合、そのカゴを誤って落としてしまうと全ての卵が割れてしまいますよね。

反対に4つのカゴに分けて盛っていた場合はどうでしょうか。もし4つの内、1つのカゴを落としてしまったとしても、残りの3つカゴは無事。

つまり「卵は1つのカゴに盛るな」という格言は、投資先を1つに集中せず、複数の投資先に分散させることでリスクを抑えるべきだ、ということを「卵」の事例を使って上手く表現した言葉なのです。

 

現代ポートフォリオ理論とは

分散投資の重要性について理解できたところで、「現代ポートフォリオ理論」の内容と活用方法についてみていきましょう。

現代ポートフォリオ理論とは、どの金融資産(株や債権、実物資産等)にいくら投資するかを決定するときに使う理論のこと。資産を失うリスクを極力抑えつつも、一定のリターン(利益)を得るためには、より多くの銘柄や様々な資産に分散して投資することが有効であると示したものです。

つまり、シンプルに「値動きが異なる資産」をきちんとポートフォリオに組み込んでおきましょうねということです。

現代ポートフォリオ理論は、アメリカの経済学者ハリー・マーコウィッツが1952年に発表した論文をベースに研究が進められ、同氏は1990年にノーベル経済学賞を受賞しています。

 

現代ポートフォリオ理論の仕組み(ロジック)は?

分散投資が有効な投資方法であることを証明した現代ポートフォリオ理論の仕組み(ロジック)について、もう少し詳しく見ていきましょう。

理論とかロジックとかよくわからないから、実際に投資で現代ポートフォリオ理論を活用する方法を教えて欲しい!という方は、次の章まで進んでください。ロジックは知らなくても、投資に活かすことはできますのでご安心を。

現代ポートフォリオ理論で示された大きな主張は、「ポートフォリオ全体の価格変動リスクは、組入銘柄の個々の価格変動リスクおよびその組入比率に加え、任意の2銘柄間の値動きの連動性を表す相関係数で決まる」ことです。

かなり難しそうなことを言っていますね。このままだと理解しづらいので、より具体的な数字に置き換えてみていきましょう。

 

1.ポートフォリオの変動リスクは、組入銘柄の個々の変動リスクと比率で決まる

まず1つ目の「ポートフォリオ全体の価格変動リスクは、組入銘柄の個々の価格変動リスク及びその組入比率で決まる」という点について。

例えば、自分のポートフォリオとして、仮想通貨のような価格が変化しやすい資産を全体の80%、債権のように価格変動が小さい資産を全体の20%組み入れた場合、全体の価格変動リスクは大きくなります。

そりゃ当然ですよね、だって価格が変わりやすい仮想通貨を半分以上入れているのですから。これまでは感覚的にだれもが理解できるはずです。

 

2.ポートフォリオの価格変動リスクは、2銘柄の値動きの連動性を表す相関係数で決まる

では、2つ目の「ポートフォリオ全体の価格変動リスクは、任意の2銘柄間の値動きの連動性を表す相関係数で決まる」についてです。これを理解するために、次のような例を考えてみましょう。どちらの方が全体の価格変動リスクが大きくなるでしょうか。

 

<例1:相関係数が大きい状態>

個々の価格変動リスク

資産評価額

相関係数

相場変動が大きい資産A

20万円

80%

相場変動が小さい資産B

80万円

80%

 

<例2:相関係数が小さい状態>

個々の価格変動リスク

全体における割合

相関係数

相場変動が大きい資産A

20万円

10%

相場変動が小さい資産B

80万円

10%

 

例1と例2の大きな違いは、相関係数です。相関係数は、片方が変動したときにもう片方がどのくらい一緒に変動するか、をあわらしたものと考えておいてください。

結論から申し上げますと、例1の方が価格変動リスクが大きくなります。例えば、資産Aの価格が20万円から10%下落したとします。これで資産Aは18万円となります。

 

<例1の場合>

資産Bは資産Aの10%下落に対して、80%つられ下落するため0.1×0.8=0.08で8%の下落。計算すると、80万円が73.6万円になるということです。例1では、資産Aと資産Bの合計額は91.6万円になります。

 

<例2の場合>

資産Bは、資産Aの10%下落に、10%だけしかつられないため0.1×0.1=0.01で1%の下落。つまり資産Bは、79.2万円まで下落します。これにより、例2の資産Aと資産Bの合計額は97.2万円となりました。

このように、ポートフォリオの価格変動リスクは任意の2銘柄の値動きの連動性を表す「相関係数」によって決まるのです。

 

現代ポートフォリオ理論を投資に活用するには?

では、現代ポートフォリオ理論を投資に活用して、安定的に資産を増やすためにはどうすれば良いのでしょうか。

  • 1つの資産や銘柄に集中投資しない(分散投資をする)
  • 投資商品同士に相関関係がないものへ、分散投資する
  • 短期的な売買をせず、長期的に売買する

基本的には、この3つを押さえておけばOKです。自分で投資ポートフォリオを組む場合は、これらの条件を意識して、銘柄や投資商品を探すようにしましょう。

 

富裕層が積極的にアンティークコインに投資する3つの理由

現代ポートフォリオ理論に基づいて、投資先を選ぶのであればアンティークコインが投資先の1つに入ってくるでしょう。

アンティークコインとは、100年以上前に発行された金貨や銀貨などのコインを指す言葉です。中には世界で数枚しか存在しない貴重なコインもあり、1億円以上の値段がつくものも。近年、世界中の富裕層からの人気も集まり、投資対象として注目されています。

このアンティークコイン。実は、現代ポートフォリオ理論に照らし合わせてみても、非常に合理的な投資先なのです。その理由は3つ。

  1. 株や債権等と同様にアンティークコインには金融資産としての価値がある(分散投資の対象になる)
  2. アンティークコインは、他の金融資産との相関がほとんどない
  3. 長期投資が前提で、地域分散・為替リスクにも対応している

 

アンティークコインは、分散投資の対象になる

まず、アンティークコインは金融資産としての価値が高く分散投資の対象になりえます。

例えば、世界で最も美しいとされるアンティークコインとして、1939年に発行されたイギリス5ポンド金貨「ウナとライオン」。数十年前であれば、数百万円で購入できたこのコインですが、現在はかなり価格が高騰しています。

2017年9月のオークションでは、340,000ポンド(約5,000万円)で落札されています。その他にも、1908年にオーストラリアの皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の皇位60周年を記念されたコインなどは、2010年から2016年のたった6年で約450万円(年率124%)上昇。

このようにアンティークコインは、株や債権などの身近な金融資産と同様に、投資対象の1つになりうるのです。

 

2.アンティークコインは、他の金融資産との相関がほとんどない

アンティークコインは、オークションやネットショップ、ディーラーから購入することが一般的で、経済市場の影響を受けづらいという特徴があります。そのため、他の金融資産との相関がほとんどないのです。

例え、経済的な要因によって他の金融資産の価値が下がったとしても、アンティークコイン

の価値は落ちません。その証拠に2008年のリーマンショックでも、アンティークコインは一切影響なし。

参考:Percentage growth of the Stanley Gibbons Rare Coin Index 2002-2012(英語)

https://subscriptions.stanleygibbons.com/stanleygibbons/view/content/coin_index_pr

現代ポートフォリオ理論でいう金融資産同士の値動きの連動性を表す「相関係数」を抑えることができ、リスクを抑えて安定的なリターンを狙うことができるのです。

 

3.長期投資が前提で、地域分散・為替リスクにも対応

国内株式や債権に投資される方も多いですが、アンティークコインは基本的にグローバルな資産。また、インフレによる通貨価値の目減りや為替リスクもほとんど受けません。

そして、アンティークコインは長期投資を前提としているため、金融資産の短期の売買に比べて安定的に運用できる可能性が高く、長い目で投資をする方にとってはうってつけの投資先なのです。

 

アンティークコイン投資の特徴

その他、アンティークコイン投資の特徴として以下が挙げられます。

  • 購入、保有、売却時に余計なコストがかからない
  • ほったらかしOKでメンテフリー、サイズも小さいので管理がしやすい
  • 数万円~数千万円と様々なコインがあるので投資金額の自由度が高い
  • 売買タイミングも自由
  • 株式や不動産、金投資と違って「匿名性」が高い
  • お金には換えられない歴史的・芸術的・文化的価値がある

株やFXなどの金融資産と比べてももちろん、その他、管理やメンテナンスに手間とコストがかかるワインやクラシックカー、腕時計、絵画などの現物資産と比較しても優れた特徴を持っています。

 

まとめ

今回は、投資における分散投資の重要性、現代ポートフォリオ理論について、そしてアンティークコイン投資がいかに合理的な投資先かということを解説しました。

 

要点は以下、

  • 1つの資産や銘柄に集中して投資しない(分散投資を心がける)
  • 値動きの連動性に相関関係がない資産に分けて投資する
  • アンティークコインは投資対象として非常に魅力的

 

まだ認知度はそれほど高くないアンティークコイン投資ですが、今回のコロナ騒ぎによって、アンティークコインの実物資産としての価値に注目が集まりつつあります。

あなたの資産ポートフォリオの1つに、アンティークコインを組み入れてみてはいかがでしょうか。

 

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タグ: アンティークコイン投資/資産運用

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