エリザベス2世のアンティークコインまとめ!人気の秘密や選び方とは

2020/7/16|著者: アンティークコインタイムズ編集部

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趣味や投資、資産運用としてアンティークコインは昔から多くのコレクターを魅了してきました。今はネット通販でも簡単に古代ローマやヨーロッパ、イギリスの金貨や銀貨を探すことができます。今回はそんなアンティークコインの中でも、多くのコレクターから高い人気を誇るエリザベス2世のアンティークコインについて解説します。

 

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そもそもエリザベス2世ってどんな人?経歴や魅力について

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エリザベス2世はすでにご存じの方も多いように、現在の英国の女王陛下=国王としての地位にある人物です。アンティークコイン界では熱狂的なコレクターも多く、切手でも人気のテーマとして名高いのです。

 

そもそもエリザベス2世とはどのような人物なのでしょうか。その経歴や魅力を見ていきましょう。

 

エリザベス2世の経歴:誕生~即位まで

エリザベス2世は1926年にイングランドで王室の令嬢として誕生しました。父ジョージ6世はヴィクトリア女王の孫にあたり、エリザベス2世が生まれてまもなく国王に即位しました。

 

13歳の時にエリザベスはデンマークのフィリップ王子と出会い、21歳で結婚し翌年に長男チャールズ王子を出産します。その後、国王陛下でもあり父でもあったジョージ6世が死去するにあたり、25歳の若さでエリザベス2世として即位するに至ったのです。

 

いかにサラブレッドとして王室の血を引くエリザベスといえども、まだ若くしかも女性が英国の君主として即位・戴冠は当時世界的なセンセーションを巻き起こしました。

 

世界中のメディア(当時の白黒テレビ)で報道され、美しいエリザべス2世の立ち振る舞いや微笑みが世界中で観衆を魅了していきました。

 

エリザベス2世の経歴:女王としての業績

エリザベス2世は1952年に即位、1953年に戴冠式を迎え正式に英国の君主となりました。即位してから、数々の世界的イベントに参加。世界各国を訪問し、大英帝国の名残りを残す英国のシンボルとして、戦後の新しい女性のシンボルとして華々しく公務を成し遂げていきます。

 

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美しい容姿に恵まれたエリザベス2世は、時にはハリウッドスターやヴォーグ紙のトップモデルのような印象を人々に与えました。これまでの厳格な王室のイメージを変えていったのです。

 

2012年のロンドンオリンピックでは「007」のジェームスボンドの映画にてカメオ出演もしています。

 

エリザベス2世の経歴:世界で最長の君主

エリザベス2世は2020年4月に94歳のバースデーを迎えました。英国史上最高齢の君主でもあり、高齢にありながらも公務に就く姿が多くの人々に希望を与えています。

 

現在でもエレガントでスタイリッシュなエリザベス2世は、21世紀の母や祖母のシンボルとして他に類を見ないほど、世界中で最も親しまれている君主でもあるのです。

 

現時点では16か国の英国連邦の君主、世界第1位の長期在位君主の記録を更新し続けています。



エリザベス2世とアンティークコイン

清楚・厳粛でありながらも時には斬新なエリザベス2世の様相はコインや切手、ファッションのデザイナー達に数々のインスピレーションを与え続けてきました。

 

ステアリングシルバーや彫刻のデザイナー達は競ってエリザベス2世の肖像をコインに刻み続けています。

 

即位してからこれまでの長い間に、数え切れないほどのコインのシリーズが英国や英国領の国々で発行されています。その長い歴史とともに、エリザベス2世はアンティークコインの代名詞ともいえるほど人気のテーマとなったのです。

 

エリザベス2世のアンティークコインがなぜ人気なのか?

では、ここでエリザベス2世のアンティークコインがコインコレクターの間で人気がある理由をいくつかご紹介します。

 

01.流動性が高い

アンティークコインでエリザベス2世に注目が集まる1つの理由は、その流動性の高さです。日本人の誰もがエリザベス2世の存在を知っているように、世界中で知らない人はほとんどいません。

 

コインによっては少額でも購入できることから、カジュアルなコレクターから本格的なマニアまで幅広く売買されています。

世界中に幅広いタイプの買い手・売り手があるため、流動性が高く売買しやすいのが魅力の1つです。

 

02.希少性に優れたコインも多い

もう1つのエリザベス2世コインの魅力は、発行数が少なく希少性に優れたコインが数多くあることです。これまでにかなり多くのシリーズが数国にて、長い期間に渡って発行されています。

 

中には、2,000枚~5,000枚程度しか発行されていない通貨もあります。希少性が高く、古い年代のアンティークコインの場合、価格が一気に跳ね上がり思った以上の値段がつきます。

 

03.デザイン性が高い

また、英国ならではのコインのデザイン性の高さもエリザベス2世コインの魅力です。英国には1,100年の歴史をもつ「Royal Mint/ロイヤルミント」と呼ばれる貨幣造幣局があり、高度な貨幣の加工技術を有しています。

 

Royal Mintでは、1つのコインを造幣するのに著名なデザイナーによる競技会が開かれています。厳選された高品質なデザインが適用されており、英国のコインは、貨幣としての役割だけでなく美術品としての価値も合わせ持っているのです。



エリザベス2世のアンティークコインの種類 

エリザベス2世のアンティークコインは、初心者からマニアまで幅広く楽しめるのが大きな特徴です。

 

入手困難で数千万円以上のコインもあれば、数百円程度で購入できるものまでバラエティーに富んでいます。この機会に、どんなエリザベス2世のアンティークコインがあるのか、代表的なものをご紹介します。

 

エリザベス2世 即位・戴冠記念

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  • 戴冠式(Royal Mint) 1953年

 

最も代表的なエリザベス2世のアンティークコインは、1953年に戴冠式を記念して発行されたコインです。エリザベス2世の最初の肖像画が デザイナーのメアリー・ギリックによってコインに描かれました。

 

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  • オーストラリア 1953年

 

英国の連邦国オーストラリアでもエリザベス2世の戴冠を記念したコインが発行されています。コインの肖像画には英国と同じデザインが採用されました。


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  • カナダ  1953年

 

カナダでも同様にエリザベス2世の戴冠を記念したコインが1953年に発行されています。

 

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  • その他英国領 1953年

 

その他にも、香港(当時の英国領)、南アフリカ、バージン諸島、ニュージーランド、クック諸島など、英国領となる多数の国々でエリザベス2世の戴冠を記念してコインが発行されています。国によって、肖像画やデザインも異なるのが特徴です。

 

エリザベス2世 人気シリーズ

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  • シルバージュビリー  1977年

 

シルバージュビリーとは25周年のことです。エリザベス2世が即位して25周年を迎えた1977年にシルバージュビリーコインが発行されました。

 

1972年~1981年のエリザベス2世コインのデザインは、アーノルド・マーチンでシンプルで斬新なデザインにて切手でも好評のデザイナーです。

 

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  • ゴールデンジュビリー 2002年

 

ゴールデンジュビリーは50周年のことです。2002年にエリザベス2世の50周年を記念したゴールデンジュビリーコインが発行されました。その時のデザイナーはイアン・ランク・ブロードリーで荘厳さが強調されるデザインへと変わりました。

 

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  • ダイヤモンドジュビリー 2012年

 

ダイヤモンドジュビリーは本来は75周年のことですが、2012年のロンドンオリンピックを記念して60周年がエリザベス2世のダイヤモンドジュビリーとなります。ダイヤモンドジュビリーコインでは、新しい肖像画と即位当時の若い時の肖像画が組合されました。

 

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  • その他イベント 

 

その他にも、ビクトリア没後100年、トラファルガー海戦200年、チャーチル没後50年など歴史的なイベント・人物を記念したコインも数え切れないほど発行されています。

 

エリザベス2世 90歳記念コイン (最新情報)

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  • 90歳記念コイン 2016年

 

エリザベス2世の90歳記念コインは多くの種類が発行されていますが、数時間後に完売したものも少ないという人気ぶりでした。

 

90歳記念コインには複数のデザイナーによって制作されているのが大きな特徴です。イアン・ランク・ブロードリー、ジョディ・クラーク、ラファエル・マクロ―フなど、それぞれ全く異なるエリザベス2世のイメージが描かれています。

 

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  • 最新シリーズ

 

2019年、2020年と最近発行されているものだと、発行数が少ないソブリン金貨や、クック諸島のコインなどおすすめです。上記は2019年に発行されたクオーターソブリン金貨で、発行数はわずか1,750枚です。

 

最新のコインは、値上がりするまでにまだ時間はかかるのがデメリットですが、未使用の状態でも比較的に安価で購入できるのがメリットです。



エリザベス2世 ー価値が上がるコインを選ぶポイント

それでは最後に、価値が上がるエリザベス2世のコインを選ぶポイントをいくつかご紹介しておきましょう。

 

  • とくに歴史的なイベントとなるテーマを選ぶ
  • 金やプラチナなど貴金属として価値が高いものを選ぶ
  • 年代が古くなるほど値上がり率も期待できる
  • 状態の良いものや未使用のコインを選ぶ
  • 発行数が限られているものを選ぶ
  • デザインに優れ芸術的価値が高いものを選ぶ
  • Royal Mintの証明書や認定書があるものを選ぶ
  • 信頼できるコイン専門店で購入する

 

など・・・

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はアンティークコインで人気のエリザベス2世にテーマを絞って解説していきました。

 

ひとことでエリザベス2世のコインといっても、1ペンス、10ペンス、1ポンド、5ポンド、10ポンド、50ポンドなど通貨の単位も異なり、素材も銅や銀、金、プラチナなど多種多様なコインがあります。

 

それぞれの予算に合わせてお気に入りのコインが探せるのもエリザベス2世コインの魅力です。ぜひ、この機会に持っているだけで嬉しくなるような素敵なコインを探して見て下さい。

 

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タグ: イギリスコイン

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